マグニチュードと震度

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◆ ◆ マグニチュードと震度 ◆ ◆

マグニチュードとは

マグニチュード」とは、地震そのものの大きさ(規模)を示すもので、アメリカの地震学者のリヒターという人が最初に考案した尺度です。

マグニチュードの算出方法にはいろいろな方法がありますが、日本で普通に用いられているマグニチュードは、気象庁が観測に使用している標準的な地震計の振幅から決定している「気象庁マグニチュード」であり、日本周辺で起こる地震を日本で観測したときに最も無理なく表現できるように改良されたものが使用されています。

この「気象庁マグニチュード」は簡単に「M」と表されることが多く、小数点付きの値で発表されます。

マグニチュード1.0未満を「極微小地震」といいます。
マグニチュード1.0以上〜3.0未満の地震を「極小地震」といいます。
マグニチュード3.0以上〜5.0未満の地震を「小地震」といいます。
マグニチュード5.0以上〜7.0未満の地震を「中地震」といいます。
マグニチュード7.0以上の地震を「大地震」といいます。
特にマグニチュード8.0以上になると巨大地震とも言われます。
マグニチュードが1増えると、地震のエネルギーは約32倍にもなります。

例えば、マグニチュード8.0の地震とマグニチュード7.0の地震では、マグニチュード8.0の方がマグニチュード7.0の約32倍ものエネルギーを有する地震であるということです。

マグニチュードの大きな地震でも、震源から遠くへ離れていれば揺れ自体は弱くなるので、「震度」は場所によって変わりますが、「マグニチュード」の値は一つです。

逆に、マグニチュードの小さい地震であっても、震源に近い場所であれば強く揺れることになります。

マグニチュードが大きいほど震度は大きくなりますが、浅い直下型地震の場合は、マグニチュードがさほど大きくなくても震源域周辺に限って震度が大きく、狭い範囲に大きな被害をもたらすことがあります。

震度とは

震度」とは、地震によるある地点での地面の揺れ(地震動)の強弱の程度をあらわす量のことです。

気象庁では、かつてこの震度を「体感」及び「周囲の状況」から判断し観測していましたが、平成8年(1996年)4月からは、計測震度計により自動的に観測を行っており、「震度3」とか「震度5強」といった階級の値で発表されます。

一般的に「震度5強(きょう)以上」から、大きな被害が発生すると言われています。

「震度」は、その震度計が設置してある地点の観測値ですが、地盤や地形に大きく影響されのため、同じ市町村であっても場所によって震度は異なります。

また「震度」は、通常は地表で観測しますが、中高層の建物の上層の階では、一般的に揺れが大きくなります。

マグニチュードが大きいほど震度は大きくなりますが、浅い直下型地震では、マグニチュードがさほど大きくなくても震源域周辺に限って震度が大きく、狭い範囲に大きな被害をもたらすことがあります。

以下は、気象庁が定めている10段階の震度階級です。
震度 計測震度計
による
計測震度
屋内の状況 屋外の状況
0.5未満 人は揺れを感じない。
0.5以上
1.5未満
屋内にいる人の一部が、わずかな揺れを感じる。
1.5以上
2.5未満
屋内にいる人の多くが、揺れを感じる。
眠っている人の一部が、目を覚ます。
電灯などのつり下げ物が、わずかに揺れる。
2.5以上
3.5未満
屋内にいる人のほとんどが、揺れを感じる。
恐怖感を覚える人もいる。
棚にある食器類が、音を立てることがある。 電線が少し揺れる。
3.5以上
4.5未満
かなりの恐怖感があり、一部の人は、身の安全を図ろうとする。
眠っている人のほとんどが、目を覚ます。
つり下げ物は大きく揺れ、棚にある食器類は音を立てる。
座りの悪い置物が、倒れることがある。
電線が大きく揺れる。
歩いている人も揺れを感じる。
自動車を運転していて、揺れに気付く人がいる。
5弱 4.5以上
5.0未満
多くの人が、身の安全を図ろうとする。
一部の人は、行動に支障を感じる。
つり下げ物は激しく揺れ、棚にある食器類、書棚の本が落ちることがある。
座りの悪い置物の多くが倒れ、家具が移動することがある。
窓ガラスが割れて落ちることがある。
電柱が揺れるのがわかる。
補強されていないブロック塀が崩れることがある。
道路に被害が生じることがある。
5強 5.0以上
5.5未満
非常な恐怖を感じる。
多くの人が、行動に支障を感じる。
棚にある食器類、書棚の本の多くが落ちる。
テレビが台から落ちることがある。
タンスなど重い家具が倒れることがある。
変形によりドアが開かなくなることがある。
一部の戸が外れる。
補強されていないブロック塀の多くが崩れる。
据え付けが不十分な自動販売機が倒れることがある。
多くの墓石が倒れる。
自動車の運転が困難となり、停止する車が多い。
6弱 5.5以上
6.0未満
立っていることが困難になる。 固定していない重い家具の多くが移動、転倒する。
開かなくなるドアが多い。
かなりの建物で、壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する。
6強 6.0以上
6.5未満
立っていることができず、はわないと動くことができない。 固定していない重い家具のほとんどが移動、転倒する。
戸が外れて飛ぶことがある。
多くの建物で、壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する。
補強されていないブロック塀のほとんどが崩れる。
6.5以上 揺れにほんろうされ、自分の意志で行動できない。 ほとんどの家具が大きく移動し、飛ぶものもある。 ほとんどの建物で、壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する。
補強されているブロック塀も破損するものがある。

参考:気象庁(気象庁震度階級関連解説表)